そろそろデータ販売ページに動きが欲しいので、可視化研究所オリジナルのピクトグラムを制作していく。
サインデザインとして視認性のチェックを徹底しながらも、扱いやすいピクトグラムにしていきたい。
オプティカルグリッドの設計
今回制作していくピクトグラムでは、基本的な規則に加えて、上下左右のマージンをグリッドに加えている。デザイナーではない方の使用も踏まえ、アイコンに密接した枠や文字入れを防止する。
また、中心への意識が向きやすいグリッドにすることで制作時のバランス意識を保ち、縦長・横長モチーフを制作する際のカットラインも加えた。モチーフによっては、密度に差が生まれてしまうが、極力統一感を作っていく。
基準となる線の太さ、最小の余白サイズも設定した。制作の中でアップデートしていく。
可視研ピクトグラムが目指す方向性
可視研ピクトグラムは、サインデザインとして役割を果たすため、視認性を第一考えると共に、游ゴシック体のような何処でも扱えるベーシックさがありながらも柔らかさのある雰囲気を持たせたい。
人の形やボタンの開閉など、ピクトグラムの形が広く認知されている今、機能面だけではなくコンセプトとセットに、誰でも何処でも使いやすいピクトグラムを制作していきたい。
ヒトの形を考える
汎用性の高いヒトの形を考えていく
パターン1
一般的なピクトグラムより、ヒトの形に近づけている。胴体から頭までの間隔を広めにし、小さいサイズでの表示でも人と分かるようにしている。また、関節部分を明記しポーズを変えやすくした。
胴体、肩周りを改善することで、より腕と胴体の間隔が取れて視認性を上がられそう
パターン2
胴体を絞り、腕・肩周りの動きを分かりやすくした。
胴体にくびれ感がついてしまい、女性っぽい印象がついてしまった。
パターン3
肩幅をパターン1.2の中間にし、性別を感じないレベルに調整。
脇の間隔より手と腰の間隔を少しだけ広げ、ぼかしで見た時に胴体が一塊にならないようにした。
パターン3を採用。
幾つかポージングを作り、関節を調整。
角丸を処理したパターンも作成。
腰回りがイマイチなので、今後アップデートしていく。
おわりに
データ販売ページでリリースする予定なのですが、どう出そうか検討中。以前フォントを作った際はフリーで配布したのですが、今回は本業なので安売りしにくい。けどある程度フックがないと広まる気がしない…pngデータを当サイトの紫カラーで配布、ベクターデータは販売にしようかな。
少しずつ制作していきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。