– icon ver.3.06 –
今回の研究テーマは「アイコン」
あ!知ってる。プロフィールアイコンとか、アプリアイコンとかよく耳にします。簡単な形でキーワードを表したものを指す言葉でしょうか?
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アイコンとは
アイコンとは、キーワードとなる言葉を分かりやすくするために、ビジュアル化したものを指します。
シンプルな線で描かれたものからイラスト・写真まで、表現に決まりはありませんが、一般的には分かりやすさを優先し、情報量の絞られた単純なグラフィックが作成されています。
用途としては、複数のものを羅列して表示する際の文頭のアイキャッチや、繰り返し使用する要素で効果を発揮し、全体像の把握と、直感的なキーワードの理解を早めます。名刺やWebサイト・販促資料など情報整理が必要な場で汎用性が高く、様々な場面で使われています。
アイコンの役割
1.コンパクトなアイキャッチ
アイコンは、文頭をグラフィカルに整理するコンパクトなアイキャッチとなります。
アイコンを活用することで、ユーザーは一目で全体像を把握し、ストレスなく調べたい項目を発見できます。
2.ユーザーが記号として学習
注目ポイントやコンテンツの属性などに、同じアイコンを使用することで、ユーザーはパターンを学習し視覚的に意味の理解するようになります。
例えば、社会の教科書の重要なポイントに「星のマークのアイコン」が入っていた場合。生徒は、星マーク=重要と置き換えるようになり、テスト前に教科書をペラペラ捲りながら星のマークを探して重要なポイントを復習します。
何度も登場する項目はアイコン化するとスマートになって良いですね。
3.アイコンとブランドイメージ
ルールに沿って作られるビジュアルの統一感は、ブランディングに大きな影響を与えます。アイコンは小さいパーツですが、汎用性が高く、使用頻度が多いため、おざなりにするとブランドイメージが崩れてしまいます。
素材サイトからアイコンを選ぶ場合は、同じ制作者のシリーズで揃えるようにしましょう。また、例えば「メール」を表すアイコン表現は同じ造形に定めるなど、モチーフの表現のブレが起きないようにすることも大切です。
印象のコントロール
アイコンは配色や線の太さ・角の処理によって、可愛らしかったり、スポーティーだったりと印象が変わります。一度作ってしまえば使いまわせる素材ですので、企業やサービスのブランドイメージに合わせたアイコンセットを、発注・制作しておくことがお勧めです。
4.アイコンと見出し
アイコンだけで意味が伝われば理想的ですが、殆どの場合は念のため、アイコンとタイトルをセットで表示します。この場合、絵と文字で意味が重複しないよう少しだけ具体的な見出しを添えることでムダを省けます。
特にwebページでは、ユーザーはタイトルと本文の2行めくらいまでしか目を通さないというデータもあるので、見出しの文章をしっかり考えることは重要です。
5.アイコンとピクトグラムの違い
アイコンは、ピクトグラムと混同されがちですが、ピクトグラムの場合はトイレや非常口・洋服の洗濯表示などに用いられる文字の代用記号を指し、高い視認性とユニバーサルなデザインが求められます。
ざっくり分けると、ピクトグラムはサインデザイン。アイコンはアイキャッチと言えます。
では最後に総括を!
小さいアイコンは、大きく視認性とブランドイメージに響きます。新しく何かを作る際は是非、アイコンにこだわってみてください!
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