どうも!可視化研究員のミタメです!
今回は、目がチカチカ!錯覚による曖昧な模様「モアレ」のビジュアル的な特徴を抽出していきます。
ビジュアルの特徴
モアレは、規則正しい繰り返しの模様を複数重ね合わせた時に、それらの周期のずれにより視覚的に発生した模様を指します。
デジタル・印刷分野問わず発生し、制作現場では厄介な現象として注意を要されてきましたが、その曖昧で不思議な模様から、好んでアートやファッションに用いられることもあります。
1.目を引く不思議な模様
2つのパターンが組み合わさることで、新たな幾何学的な形状やデザインが生じます。
この予想できない視覚的変化を意図的に利用することで、人々の注意を引き付け、興味を引く要素となるでしょう。
2.様々なパターン
モアレは曲線やドットなどのパターンからも生まれます。
パターンの相互作用によって色や明暗の差が創り出す不思議な表情は、見る人に規則性と変化を同時に伝えます。
3.観察距離
モアレパターンの効果をはっきりと見せるには、適切なパターンのずれと観察距離のバランスが重要です。
ビジュアル制作においてモアレを使用する際は、パターンの細かさと観察者の位置を考慮する必要があります。
4.モアレを消したい場合
スキャンしたデータや、拡大・縮小を行った画像には、意図せずモアレが発生することがあります。
これはアンリエイリアスと呼ばれる、再振り分けされたピクセル数に合わせて、輪郭を中間調の色合いで補間する処理が原因です。
対策としては、ノイズ軽減や、ぼかし→アンシャープマスクの処理がありますが、
まずは、高解像度でのスキャンや実寸サイズのアートボード作成、画像のトーン素材を縮小して使用しないなど、
モアレの仕組みを理解し、その効果が生まれないデータづくりを心がけましょう。
かなり目を引く面白い効果を持ったモアレ。敵だと厄介ですが、味方になれば心強い表現です!
ここまで読んでいただきありがとうございました。