どうも!可視化研究員のミセカタです!
今回は、用途がハマれば超優秀「6つの選択肢ヘキサゴンマップ」のグラフィック活用を研究していきます。
ビジュアルの特徴
ヘキサゴンマップとは、六角形の辺と辺をつなぎ合わせて作られるマッピングのスタイルを指します。
ゲームにて戦略的な盤上や地形図に使用されるほか、ジャーニーマップなどの柔軟に展開していくマッピングにも用いられています。また、ビジュアル的にも美しく、用途次第ではデータの可視化に優秀なマッピングスタイルです。
1.変化する情報への対応
ヘキサゴンマップを用いた地形の表現では、簡単に着色・変更修正を行うことが可能であり、ヒートマップや散布図での利用に優れています。
六角形の輪郭線に縛られた表現となるため、大枠を表せれば十分という場合でしたら非常に便利です。
2.ネットワークの構造の可視化
ハニカム構造のマッピングでは、1点から6つの選択肢へ流れを表すことが可能なため、複雑になりがちなネットワークの構造をグラフィカルに可視化することが可能です。
注意点としては、7つ目の選択肢を記入する場合にルールが崩壊してしまうため、接点からなる項目を最大6つまでに厳選する必要があります。また、パズルのように意味合いの近い要素を隣接させながら制作するため、制作者の情報理解が大切です。
3.柔軟な時系列と分岐
ヘキサゴンマップは、縦横軸を動き回る柔軟なルートの表現や、そこから発展した分岐などに応用が効きます。
シナリオ作りや旅行計画のアイデア出しなど、思いついたことを整理しながら随時書き加えたい場合に扱いやすいスタイルです。
4.レーダーチャート・サイクルの可視化
六角形の6つの点を利用したグラフとしては、レーダーチャートやサイクルの可視化が上げられます。
円グラフや棒グラフでは伝わりづらいデータをヘキサゴン型に当てはめることで、表現方法の正解が見つかるかもしれません。
5.その他
ヘキサゴンマップをより伝わりやすくするために「配色ルール」を定めておくことがポイントです。
青はデータ、黄色はアイデア、赤は決定事項など、事前に配色のルールを設けておくことで、複雑なイメージもクリアになります。
視覚的な美しさと、データの可視化に優れたヘキサゴンマップ。使い所は適材適所ではありますが、テキストベースのマッピングの際には候補に入れてみてはいかがでしょうか!
ここまで読んでいただきありがとうございました。