※ この記事は、書籍の内容を要約したものではなく個人的な読書感想です。
こんにちは、ビジュアルコミュニケーション研究員のオザワです。
今回は、「言語化力-言葉にできれば人生は変わる-」三浦崇宏著 の読書感想。
本の紹介
本書は、フランスの哲学者の言葉「悲観は気分、楽観は意志」から始まり、言語化のノウハウを学び、自分の考えを言葉にすることで、意思が明確化されていく感覚を掴めるような内容です。
具体的に言語化するプロセスや方法については、例文を用いて丁寧に解説されています。また、現代においてはSNSなどで誰でも簡単に発言できる時代になりましたが、そんな中で印象に残る言葉の選び方や、法則についても詳しく書かれています。
言語化の重要性や、コミュニケーションに必要なスキルについて学びたい人にとって、役立つ一冊となっています。
私がこの本を読んだ理由
私は定期的にブックオフにふらっと立ち寄り、デザイン関連の大型本を大人買いすることがあります。(そういう系の本を定価で買うと本当に高いので…)そんな日に目にしたのが、今回の「言語化力」。
これから、このサイトを立ち上げるにあたり、文章を書く機会が増えそうなので、言葉選びのスキルアップにつながるビジネス書が気になりました。数年前に本屋で目にしたことがあった本だったこともあり、読んでおこうかなと。
読書中に思ったこと
本書は、言語化の技術について網羅的に解説されており、特に話しの段取りに関する項目が実用的でした。私の場合、話している時に浮かんだワードを、言うべきか言わないべきかで悩む時間が多かったので、自分のスタンスを持って話すことで解決できるのではないかと感じました。
また、一般的に嫌われそうな話し方が、一つのテクニックとして紹介されている点が興味深かったです。例えば、政治的なツイートに使われるような、「主語を大きくした発信」も、注目を集めるための方法として紹介されています。なんだか発言を分解していくような感じで面白い。
この本から得た知見
読み終わって、すぐ実践してみたことが2つ。
1つ目は、「新しいネーミングをすることで価値を変える」という方法です。例えば、2つの事柄をセットにして両者が同等の価値であることを印象付けたり、新しい肩書き・役職を名乗ることで専門分野をアピールする方法です。
そこで、このブログの初めに「ビジュアルコミュニケーション研究員のオザワ」と名乗ってみましたが、このネーミングで専門的な印象を感じていただけたでしょうか。少々気恥ずかしい気持ちもありますが…。
2つ目は、「語彙力はいらない」という考え方です。日常会話で使わない言葉が、ビジネスシーンだから相手に刺さるというわけではなく、相手に伝えたいことを分かりやすく伝えることが重要です。例えば、「訴求」や「創出」といった言葉は、聞き手にとっては意味が分かりにくく、逆にコミュニケーションを妨げることもあります。
そのため、このブログでは日常会話で使い慣れた言葉を使い、分かりやすい単語の組み合わせで書いています。もちろん、文章力を磨くことも大切ですが、分かりやすさを追求することが一番のポイントだと感じています。以前、私は「共創」という言葉を、英語覚えたての中学生みたいに使っていたことがあったので、少々ドキッとする項目でした…。
おわりに
まずは…本読んでえらい!!
久々に縦書きの活字に触れて、勉強がんばった感で◎。
最近はワークショップ関連の仕事をしたり、ひょんなことから文化人類学の研究発表会に参加したりと、アカデミックな刺激が多かったので、私も感化されて「本読んでブログでも書いてみようかな」なんて思ったわけです。
このサイトが「可視化研究所」と銘打っていることもあり、内容を図解化してみようかとも考えたのですが、法的にグレーっぽいのでやめておきました(笑)。
ただ読書感想文になってしまったため、ここで発信する意味に少し疑問があったりもしますが、自分の勉強になるので、時々やっていきたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。